ケベック基礎知識
- canada-eta-travel
- 2017年1月30日
- 読了時間: 2分
モントリオールの街。看板はここから全てフランス語になる 「体験する旅」は、カナダ観光局(CTC)が特に主眼をおいているテーマの1つだ。ケベック州も「北米におけるフランス文化の地」「北米唯一のフランス語圏」「400年以上に渡る歴史都市・地域」といった、この地ならではの特徴を活かし、さまざまな体験プログラムを提供している。
モントリオール・マリオット内にあるカフェ・コンは200人収容のバールルーム ケベック州を訪れるにあたり、拠点の1つとなるモントリオールはトロントから飛行機で約1時間。ケベック市観光局では都市ならではの楽しみをアピールしつつ、平均1泊程度の滞在日数を伸ばすことを目的に、今年から新素材として「サイクル・ツアー・モントリオール」を開始した。
これはモントリオールの観光名所をガイドとともにレンタサイクルで巡るもので、所要時間は基本的に約4時間。要望に応じて1日のレンタルも可能で、市内や郊外のモン・ロワイヤルなどを自由に巡ることができる。「モントリオールはサイクリングロードが整備されているので、安心して回れる」と、ケベック市観光局日本マーケット担当マネージャーのマルク・アンドレ・ジェム氏。この自転車ツアーはJTBカナダとともに日本語の地図を作成し、同社が今年からこのサイクリングをツアーに組み込んだ商品を販売している。
また、モントリオールから車で1時間半ほどのローレンシャン地方では近年、南部のバ・ローレンシャン地域の体験型観光素材の開発に取り組んでいる。その1つがバ・ローレンシャン地方の町、サントゥスタッシュを中心とする農業体験ツアー「シュマン・ド・テロワール」で、今年からピーアールを開始した。
18世紀の創業時から変わらない粉挽き工場「ムーラン・レガレ」 この地域は粉挽き工場「ムーラン・レガレ」をはじめ、産業史跡の歴史保存地区となっており、18世紀のスタイルそのままの粉挽きの様子や、リンゴ栽培とシードル製造をおこなう農場、ワイナリー、チーズ工房などが残る。車やレンタサイクルで同地を巡りながら、昔ながらの面影を残す、素朴なケベックの農業生活に触れられる。サントゥスタッシュは100室ほどのホテルがあるほか、18世紀建造の歴史的教会もあるので、1泊するのも面白い。
コメント